新着記事

コラム・思考

「脳のリソースを空ける」という働き方

── 小さな判断に追われて、大きな判断を誤らないために ──「なぜか夕方になると頭が回らない」「忙しいのに、重要な判断ができない気がする」──そんな経験はありませんか?多くの経営者やNo.2は、1日の中で数え切れないほどの判断をしています。ですが、その判断のすべてが「重要な意思決定」とは限りません。むしろ、「今日の服装はどうするか」「誰に先に返信するか」「この会議は参加すべきか」といった、小さな判断の積み重ねに脳のエネルギーが消耗されているのです。この状態を心理学では「決断疲れ(decision fatigue)」と呼びます。
会計・財務のしくみ

借金も実力のうち?──それ、ただの勘違いです

「借金も経営力のひとつだ」「銀行が貸してくれるなら、それは信用の証だ」そう信じて疑わない中小企業の経営者は、少なくありません。たしかに一理あります。信用力があるからこそ借入できる、というのは事実でしょう。しかし、それを「実力」とはき違えると、企業の命運を左右する大きな勘違いに繋がります。
経営・マネジメント

残業ゼロ、でも成果は出る。「ドイツ式働き方」の風土づくり

「また今日も、定時を過ぎてから仕事が本番…」そんな働き方に、少しずつ疑問を感じていませんか?わたしは最近、「ドイツ人のように働きたい」と強く思うようになりました。定時に帰っても成果は出せるし、休むときはしっかり休む。そんな“潔さ”と“メリハリ”のある働き方こそ、長く健やかに働くためのヒントが詰まっている気がしています。今日は、あなたの会社でも提案できる「働き方の風土づくり」を、ドイツ式に学びながらご紹介していきます。
経営・マネジメント

役割の見える化でチームが育つ!小さな会社への組織図のすすめ

創業間もない会社や、社員数が5〜10名程度の小さな会社にとって、「組織図なんてまだ早い」と思っていませんか?実はこの規模だからこそ、「誰が何を担当しているか」を明確にしておくことが、事業の安定と拡大の鍵になります。今回は、小さな会社が最初に作るべき組織図について、具体的な考え方と事例を交えてご紹介します。組織図を作る最大のメリットは、「誰が何をしているか」を見える化することで、連携ミスや属人化を防ぎ、組織が大きくなっても混乱しない仕組みを作れることです。