No.2の現場術

No.2の役割は「スピードの調整役」

中小企業の社長は、ときに「突風」のように動きます。市場の変化を読み、チャンスを見つけた瞬間に意思決定をし、すぐさま行動に移す。たとえば──「来月から新規事業を始める」「オフィスを移転しよう」「あのサービスを真似してすぐ導入しよう」いずれもス...
コラム・思考

「脳のリソースを空ける」という働き方

── 小さな判断に追われて、大きな判断を誤らないために ──「なぜか夕方になると頭が回らない」「忙しいのに、重要な判断ができない気がする」──そんな経験はありませんか?多くの経営者やNo.2は、1日の中で数え切れないほどの判断をしています。ですが、その判断のすべてが「重要な意思決定」とは限りません。むしろ、「今日の服装はどうするか」「誰に先に返信するか」「この会議は参加すべきか」といった、小さな判断の積み重ねに脳のエネルギーが消耗されているのです。この状態を心理学では「決断疲れ(decision fatigue)」と呼びます。
会計・財務のしくみ

借金も実力のうち?──それ、ただの勘違いです

「借金も経営力のひとつだ」「銀行が貸してくれるなら、それは信用の証だ」そう信じて疑わない中小企業の経営者は、少なくありません。たしかに一理あります。信用力があるからこそ借入できる、というのは事実でしょう。しかし、それを「実力」とはき違えると、企業の命運を左右する大きな勘違いに繋がります。
経営・マネジメント

「残業しない=計画が甘い」——ドイツ式働き方から学ぶ、風土のつくり方

「また今日も、定時を過ぎてから仕事が本番…」そんな働き方に、少しずつ疑問を感じていませんか?わたしは最近、「ドイツ人のように働きたい」と強く思うようになりました。定時に帰っても成果は出せるし、休むときはしっかり休む。そんな“潔さ”と“メリハリ”のある働き方こそ、長く健やかに働くためのヒントが詰まっている気がしています。今日は、あなたの会社でも提案できる「働き方の風土づくり」を、ドイツ式に学びながらご紹介していきます。
経営・マネジメント

「人が少ないから組織図はまだ早い」は、逆です

創業間もない会社や、社員数が5〜10名程度の小さな会社にとって、「組織図なんてまだ早い」と思っていませんか?実はこの規模だからこそ、「誰が何を担当しているか」を明確にしておくことが、事業の安定と拡大の鍵になります。今回は、小さな会社が最初に作るべき組織図について、具体的な考え方と事例を交えてご紹介します。組織図を作る最大のメリットは、「誰が何をしているか」を見える化することで、連携ミスや属人化を防ぎ、組織が大きくなっても混乱しない仕組みを作れることです。
コラム・思考

「三歩下がる」は従属ではなかった——日本の”控える美学”を読み直す

「女は三歩下がって男の後ろを歩くべき」この言葉を聞いて、どんな印象を持ちますか?多くの人は「男尊女卑の象徴」と感じるかもしれません。現代の平等意識からすれば、そう思っても無理はありません。でも、「差別だ」と一言で片づける前に、少し立ち止まっ...
経営・マネジメント

「反論しない部下」は、無能ではない──心理的安全性が組織を変える

人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えたとき、愛を実感することができます。劣等感を抱くでもなく、優越性を誇示する必要にも駆られず、平穏な、きわめて自然な状態でいられる。本当の愛とは、そういうことです。── アルフレッド・...
経営・マネジメント

「なんとなく」で動いている会社が、ある日突然困ること

「うちは小さな会社だから、ルールなんてなくても回ってるよ」そう思っていませんか?少人数で動く中小企業には、「阿吽の呼吸」や「社長の一声」で物事が決まる場面が多くあります。スピーディに動けるのは強みです。でも、その裏で「言語化されていないルー...
No.2の現場術

“何かあったら言ってね”では足りない理由。信頼を育てるリーダーの声かけとは

「何かあったら言ってね。」職場でよく聞くこの言葉。部下や同僚を気づかう、優しさの表れです。でも、実際には「何も言えなかった」という声が後から聞こえてくることも少なくありません。その理由は、「言ってね」という言葉の優しさが、相手にとっては“距...
経営・マネジメント

「任せている」と「見ていない」は、まったく別のことです

「現場に行かなくても会社が回るようにしたい」「現場はもうスタッフに任せている」そう話す経営者の方は多くいます。この考え自体は、決して間違っていません。むしろ、経営者がすべてを見なければ回らない状態では、事業はスケールしません。ですが、「任せる」ことと「見ない」ことを混同してしまうと、経営は一気に危うくなります。