なぜ会議が形骸化するのか?―No.2が悩む「定例会議あるある」
会議を定期的に開催しているものの、具体的な結論やアクションプランが出ず、会議が形骸化してしまって悩んでいませんか?
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- 「毎週会議やってるけど、何も決まらない」
- 「社長が話すだけで終わる」
- 「議題が思いつかなくて、集まってもらったのに5分で終わった」
- 「次のアクションが曖昧」
その原因の多くは、目的があいまいなまま、会議という“形式”だけが続いていること。
No.2として大切なのは、「そもそもこの会議、何を得るためにやっているのか?」を問い直すことです。
特にNo.2の立場では、「定例会議をどう回すか」は経営者と現場をつなぐ重要ミッション。
ぜひこの記事を参考にして、意義のある会議運営をしてみてくださいね。
会議は“目的別”に分けよう!型のある会議3選
会議には、大きく分けて3つの型があります。
例えば、月に1回の会議をこの3つの中から順番に1つ選び、4回転させたら1年間の会議計画が作れるのではないでしょうか。
数値で検証する会議
目的:経営判断に必要な数字を見て、意思決定する
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売上・粗利・稼働率・目標進捗・予実
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会計データ・KPIシートを活用
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月1回の「経営モニタリング」として実施
課題を抽出する会議
目的:現場から課題や改善案を吸い上げる
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「最近困っていることは?」
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「お客様からの声で気になることは?」
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小さなトラブルの芽を早期発見
信頼構築・共有を目的とした会議
目的:心理的安全性の確保とチーム力の向上
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近況共有、感謝タイム、1人1コメント
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月1回の雑談ベースや「朝礼風」のゆるい回もOK
年間サイクルで回す、3種類の会議の設計図
たとえば、3ヶ月(四半期)で1セットとしてこう回すのもおすすめ:
月 | 数値会議 | 課題抽出会議 | 信頼構築会議 |
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1月 | ○(年初方針+KPI設定) | ― | ○(感情共有) |
2月 | ○(月次進捗) | ○(業務改善) | ― |
3月 | ○(四半期総括) | ― | ○(チームワーク確認) |
この3種類を「四半期ごとに1サイクル」×4回で年間設計することで、
「検証→改善→関係性強化」のリズムができ、No.2主導でも動かしやすくなります。
まず試してほしい、No.2が主導する会議改善ステップ3つ
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今の会議の目的を見直す
→ 何のためにやってる?目的がないなら一旦中止でもOK -
目的に応じた“型”を導入する
→ 議題フォーマット、チェックシート、KPIシートなど -
年単位で設計し、型を回す
→ 月ごとの目的設定をカレンダー化してみる
まとめ:会議を変えれば、会社のリズムが変わる
定例会議は、会社の“呼吸”のようなもの。
No.2がそこを整えられれば、社長も現場もラクになります。
「ちゃんと数字を見て、ちゃんと声を聞いて、ちゃんと関係を育てる」
この3つをバランスよく回すことで、チームの風通しも業績もよくなるはずです。
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